叱る時ってどんな時? | 京都でリトミックならNeue Musik

叱る時ってどんな時?

先日、補習に来た生徒さんのお母さんとこんな話になりました。

「私の(子どもの頃のピアノの)先生は、練習できてなかったら、もっと怖かったわよ〜
手を叩かれることもあったし(-。-;」

「そーですよね´д` ;
レッスン始めて5分ぐらいしか経ってなくても、練習できてないから帰りなさい!(♯`∧´)
って怒られて・・
それでしょんぼり帰ったら今度はお母さんに「なんでこんなに早いの(*`へ´*)⁉︎」
って怒られて泣きたくなるんですよね〜σ(^_^;)」って。

昔ピアノを習っておられたお母さんは、あるある〜って頷かれてるのではないでしょうか・・

今となっては、それも愛のムチ、教育だったのだと思えるけど、当時は嫌な気分でしたよね

では、大人になって改めて考えてみましょう‼︎
これってはたして良かったのでしょうか・・

この経験があるお母さんは
「練習してないから、先生に怒られてきなさい!」とよく言ってしまうとお聞きします。

ですが、わたしは昔の先生のように突っぱねて帰したり叩いたりしません。

それは、そんなことをしても無意味だからです。

お母さんが練習不足をお叱りになるのは、御尤もだと、どんどん叱っていただければ良いと思います。
だって高いお月謝を払ってるのですもの!当然です‼︎

ですが、
私が叱るのはそこではないです。
レッスン中に叱る時は、楽器や楽譜を粗末に扱ったり、人としてやってはいけない躾の部分だけです。(集中がかけていて怒ることはありますが)

まず第一に20〜30年前とは時代が変わっています。
一つの事でも出来ればまぁいいだろうと、何かを一生懸命やってきた気がします。

でも、今はグローバル化され、たくさんの能力が必要とされる時代となってきました。
時代の進むスピードも早くなりました。
習い事の種類も多いですよね。

その中でピアノは色々ある中のひとつにすぎません。
ですが楽器ができる、譜が読めるという能力は世界レベルでみると英語を話すのと同じように必要な能力にもなってきています。
我が子には、将来の選択肢を広げてあげたいと皆さんお考えだと思います。

そして現代の子ども達です。
科目が多く多忙な中、練習不足でも普通にレッスンにこられる教室でありたいと思うのです。

話は飛びますが、
大人の生徒さんも忙しくてほとんど練習不足です。ですが、レッスンで練習するうちに
「今度はもっと練習してきます‼︎(^^)」
と笑顔で帰られます。

子ども達も一緒です。

練習不足でも一緒に練習する。すると、今度はがんばってみようかなという気になるそうです。恐怖からはいい音楽は生まれません。
逆に音楽は気持ちをリフレッシュさせ、心を豊かにしてくれるものです。
時間が少しばかりかかっても、弾けた時の喜びは何ものにも代えがたい活力となります。

ですから、わたしの役目は、そのレッスン時間にどれだけ一人で弾けるようにするか。
音楽の楽しさを伝えられるか。
そこにかけてます‼︎

その練習が積み重なってピアノは弾けるようになるんですもの(^.^)

そうそう(^◇^;)
ピアノの先生が怖くて続かなかったと言われるお母さんがほとんどです。
そして次に多いのが、
練習がたいへんだから、続けられなかったというお母さん。

子ども達にも同じ思いを経験させますか・・?

最後に
大人の生徒さんは何カ月かかってもいいと思いますが、
子ども時分は伸びざかり。
練習して先へと進ませなくてはいけません。
ですから、わたしの教室では
3週やって弾けなかったら<補習>に来てもらいます。
子ども達は、皆んなご承知で(^^;;
補習になれば日曜であろうが早朝や遅い時間だろうが、合格になるまで弾きにこなくてはいけない恐ろし〜い決まりです。

先生としては、補習をするより練習不足と言ってすぐ帰すほうがラクなんですよ
( ̄O ̄;)
長くなりました

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